足の重みが乗るたびに、嬉しそうにビクビク震えてたわね。
そんな姿を見るたびに思うの。
最高の幸福って、女王様の日常の足置きなんでしょ？

足元で私の体温を感じるたび、誇らしい？ それとも恥ずかしい？
そのどちらも私の悦びに変わるのよ。

私の足が疲れたら、あなたの背中や顔がクッションになるのは当然。
だって「役立てて嬉しいです」って顔してるもの。

ただ静かに、動かず、私の重みに耐えなさい。
それだけで、あなたの存在価値は証明されるのだから。