2025.12.23
【中条 葵】
ごきげんよう。葵です。
本業が立て込んでいて、なかなかアナタ達に目を配れなかったわ。
私の視界から外れている間も、ちゃんとお利口にしていたかしら。
忙しなく日々を過ごしていたら、気づけば
年内のアマンダでの出勤は、今日が最後でした。
本当に、びっくりするほどあっけない。
時間って、どうしてこうも素知らぬ顔で過ぎていくのかしら。
今年も、もう終わってしまうのね。
ねえ、アナタは
「年末」を何で感じる?
街に増えるクリスマスの飾り付け?
無意味に眩しいイルミネーション?
それとも、終電間際に千鳥足で帰る忘年会帰りの人たち?
私はね、毎年決まって
ラジオから流れる有馬記念の予想を耳にした時。
お金は賭けないの。
賭けないのに、なぜか毎年、必ず聴いてしまうのよ。
そして不思議なことに、有馬記念当日は全力で走る馬の姿に、胸の奥がきゅっとして、感動して、涙が出てしまうことさえある。
理由なんて、たぶんないの。
ただ一年の終わりを、馬たちが全力で駆け抜けていく姿を勝手に重ねているだけ。
そういえば…
今年最後に
お馬さんごっこをするのを忘れていました。
年末の慌ただしさに紛れて、
アナタ達も少し気が緩んでいる頃じゃない?
忘れていたなら、なおさら…
年明けに、まとめて思い出させてあげる。
今年もよく頑張ったわね。
でも、最後まで気を抜くのは許さないわ。
葵は、ちゃんと全部、覚えているのだから。







