2026.01.06
【中条 葵】
あけましておめでとうございます。
年末年始、
お仕事に追われていた方、
ご家族と穏やかな時間を過ごされた方、
あるいは、お一人で静かに過ごされた方。
きっと、それぞれの年越しがあったことと存じます。
私はと申しますと、
「年末年始だから」といって、何か特別な振る舞いをすることが、
どうにも性に合わず。
朝はいつもと変わらぬ時刻に目を覚まし、
その時に身体が欲したものを口にし、
夜はいつも通りお酒を嗜み、
いつもと同じように眠りにつきました。
性格、というのは厄介なもので、
一度染みついた日常の手触りを、
そう簡単には手放させてくれません。
唯一「特別」と呼べる出来事があるとすれば、
少し上等なお肉をいただき、
その見慣れぬ贅沢に、
お腹が正直に驚いてしまったことくらいでしょうか。
人は、特別な日には
「何かをしなければならない」と思ってしまう生き物です。
けれど、日々の習慣を変えることの方が、
よほど難しいのです。
本当は、ずっと眠っていても良いはずなのに、
身体は律儀に、いつもの時間に目を覚ます。
慣れないものを口にすれば、
胃はきちんと自己主張をする。
なんとも、人間らしい。
年末年始だからといって、
女王として玉座に座り続けるのではなく、ほんのひととき、
「私」という一個人として、ただ存在してみる。
もっとも、気づけば私は、
あなた達の女王でいることそのものが、すでに「習慣」になっているようで。
それもまた、悪くないのかもしれませんね。
今年もどうぞよろしくお願いいたします。







